※この記事は「頑張り方に迷ったときの判断材料」として書いています。
この記事は「努力不要」という話ではありません。
40代で高単価案件獲得に辿り着いた僕が、「やめた努力」と「続けた努力」を正直に記録したものです。
この記事で分かること
– 単価が上がらなかった時期にやっていた「努力」
– 単価が上がり始めた時期にやめた「努力」
– 努力の方向を変えた分岐点
– 40代に必要な「努力の選び方」
前提:僕の状況
– 40代で音楽家からエンジニアに転身
– 独学でFlutter、Webデザイン、Shopifyを習得
– 現在:大手企業案件に週5で参画中
– 副業:技術ブログ、YouTube、Shopify EC運営
ここに到達するまでに、たくさんの「ムダな努力」をしてきました。
単価が上がらなかった時期
やっていた「努力」
転身して最初の数年、僕はこういう努力をしていました。
| 努力 | 期間 | 結果 |
| 資格の勉強 | 半年以上 | 単価に影響なし |
| 複数言語の学習 | 2~3年 | どれも中途半端 |
| ポートフォリオの完璧化 | 数ヶ月 | 永遠に終わらない |
| クラウドソーシングで案件探し | 3年 | 低単価で消耗 |
振り返ると、膨大な時間だった。
でも、単価は上がらなかった。
なぜ上がらなかったのか
振り返ると、理由は明確でした。
「やっている感」を得るための努力だった。
– 資格を取れば安心
– 言語を増やせば有利
– ポートフォリオを磨けば評価される
全部、「自分が安心するため」の努力だった。
クライアントが求めていることではなかった。
単価が上がり始めた時期
やめた「努力」
ある時期から、意識的に「やめる」ことを決めました。
やめた努力①:資格の勉強
やめた理由:
面談で一度も聞かれなかった。
「何を作ったか」「どんな課題を解決したか」しか聞かれない。
資格は「持っていて当然」ではなく、「持っていても関係ない」だった。
やめた後:
資格の勉強時間を、実際にアプリを作る時間に変えた。
やめた努力②:複数言語の学習
やめた理由:
Python、Ruby、PHP、Go、…
広く浅くやった結果、どれも「ちょっとできる」レベルで止まった。
「ちょっとできる」は、単価に繋がらない。
やめた後:
Flutterだけに絞った。
1つの言語を深くやった方が、単価は上がる。
やめた努力③:ポートフォリオの完璧化
やめた理由:
「もっと良くしてから応募しよう」を繰り返していた。
でも、完璧になる日は来ない。
やめた後:
60%の完成度で応募し始めた。
意外と、それで面談に進めた。
やめた努力④:クラウドソーシング
やめた理由:
単価が低すぎる。
同じ時間をエージェント面談に使った方が、効率が良い。
やめた後:
エージェント経由に切り替えた。
最初は門前払いも多かったが、実績が積み上がるにつれて単価が上がった。
続けた「努力」
やめた努力がある一方で、続けた努力もあります。
続けた努力①:1つの言語を深くやる
Flutterを選び、それだけに集中した。
公式ドキュメントを読み込み、実際にアプリを作り、エラーと格闘した。
結果:
半年の経験で大手企業案件に参画できた。
続けた努力②:実務経験を積み上げる
小さな案件でも、実務経験は実務経験。
最初は低単価でも、「実績」として積み上げた。
結果:
実績が増えるにつれて、紹介される案件の単価が上がった。
続けた努力③:時間を買う投資
「時間を使う」から「時間を買う」に切り替えた。
月$20〜のツールでも、作業時間が半分になるなら「買い」。
結果:
同じ成果を、より短い時間で出せるようになった。
空いた時間を、さらに実務経験に使えた。
努力の方向を変えた分岐点
振り返ると、単価が上がった分岐点は明確でした。
分岐点①:「安心」から「成果」へ
Before: 自分が安心するための努力
After: クライアントに成果を出すための努力
資格やポートフォリオは、自分の安心材料。
でも、クライアントが求めているのは「この人に頼めば成果が出る」という確信。
「自分のため」から「相手のため」に切り替えた。
分岐点②:「広く」から「深く」へ
Before: できることを増やす
After: 1つのことを深くやる
「何でもできます」は、「何も深くできません」と同義。
「Flutterなら任せてください」の方が、単価は上がる。
分岐点③:「時間」から「お金」へ
Before: 時間を使って努力する
After: お金を使って時間を買う
40代は時間がない。
若い頃のように「時間を使って解決」はできない。
「月$20で作業時間が半分になるなら、$20払う」という判断ができるようになった。
分岐点④:「完璧になってから動く」をやめた
Before: ポートフォリオを完璧にしてから応募する
After: 60%の完成度で応募し始める
これは案件探しの話です。
ポートフォリオを完璧にしようとすると、永遠に応募できない。
60%でも応募すれば、面談のフィードバックが得られる。そのフィードバックで改善した方が早い。
ただし、実務は別。
案件を獲得したら、100%の品質で納品するのは当然。
「60%で動く」は、最初の一歩を踏み出すための考え方です。
40代に必要な「努力の選び方」
僕が学んだことをまとめます。
選び方①:「これをやると安心」は疑う
安心するための努力は、成果に繋がらないことが多い。
「これをやると相手が喜ぶ」を基準にする。
選び方②:「やらないこと」を先に決める
やることリストより、やらないことリストの方が重要。
時間は有限。特に40代は。
選び方③:「時間を使う」より「時間を買う」
お金で解決できることは、お金で解決する。
月$20〜50のツールで時間が半分になるなら、安い投資。
選び方④:「1つを深く」が最強
広く浅くは、単価に繋がらない。
1つを深くやった方が、市場価値は上がる。
まとめ:判断の記録
やめた努力
| 努力 | やめた理由 |
| 資格の勉強 | 面談で聞かれない |
| 複数言語の学習 | 中途半端になる |
| ポートフォリオの完璧化 | 永遠に終わらない |
| クラウドソーシング | 単価が低すぎる |
続けた努力
| 努力 | 続けた理由 |
| 1つの言語を深くやる | 単価に直結する |
| 実務経験を積み上げる | 信頼に繋がる |
| 時間を買う投資 | 効率が上がる |
| 失敗を記録する | 差別化になる |
分岐点
| Before | After |
| 安心のため | 成果のため |
| 広く浅く | 狭く深く |
| 時間を使う | 時間を買う |
| 完璧になってから応募 | 60%で応募して改善 |
